【要注意!】犬の膀胱結石は再発の可能性があるのか?予防するには?

  • 2020年10月31日

愛犬が膀胱結石になってしまい治療をして治った後は、どんなことに気をつける必要があるでしょうか?

もし再発をしてしまうとまた元気や食欲がなくなり、痛がったりしんどそうな愛犬を見るのはとても辛いですよね。

膀胱結石は再発の可能性があるのか?また予防するにはどういうことをしていく必要があるか?詳しくまとめました。

犬の膀胱結石は再発する可能性があるのか?

犬の膀胱結石はとても再発しやすい病気です。膀胱に大きな結石ができてしまい、手術によってその結石を取り出しても、犬の体質によっては半年~1年で再び結石ができてしまうことがあります。

治療によって尿石を除去できても、原因を解決しなければまた再発してしまうので、治療と共に再発を防ぐためにも適切な予防がとても大切になります。

また尿石症の適切な治療や予防をしても再発を繰り返す場合は、何らかの基礎疾患、泌尿器系の奇形や形態的異常なども考えられます。

その後の経過を見ながら獣医師とよく相談して、治療や予防を続ける必要があります。

犬の膀胱結石の再発を予防するには?

食生活

膀胱結石が治った後もそれまでと同じ食事を与えていると、また結石ができて再発してしまったということはよくあります。

再発をしないようにするためには、療法食を食べることがとても大切になります。

療法食は結石の原因となる物質の量を少なくする配慮をしており、尿の中にマグネシウムなどのミネラルが多くあると、それらを材料とした結石ができやすくなるので、各ミネラル成分が調整されて作られています。

ストルバイト結石の場合はpHを酸性に保てば結石ができにくいので、尿のpHを結石のできにくい範囲に配慮して、療法食ではミネラル成分とイオンバランスで調整しています。

またシュウ酸カルシウム結石は尿をアルカリ性にすることで結石ができにくくなると言われていますが、とても高い確率で再発する可能性があります。療法食の消化が良くてミネラルバランスの良いものなどを与え、適切な食事管理での予防が大切です。

おやつを与えたい場合は、まず獣医師に相談しましょう。

膀胱結石に配慮した食事を与えていても、おやつを与えることによって食事で調整したバランスが崩れてしまうことがあります。

おやつは結石が再発しにくいものを選んであげましょう。

水分補給

膀胱結石の再発を予防するには、水を飲むことがとても大切です。

特に気をつけないといけないのは冬です。人間も同じですが冬はあまり水分を取らなくなることが多いので、膀胱内で尿の成分が濃縮されてしまい、その中に含まれるミネラル分も濃くなってしまいます。

そうするとpHの値も傾きやすくなり、膀胱結石につながってしまいます。

新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことがとても重要になります。
また水を与えるときに注意しないといけないのがミネラルウォーターで、硬度がだいたい硬水です。

硬水はミネラルが豊富なので、含まれているマグネシウムやカルシウムを普段から摂取していると結石を作りやすくしてしまいます。

結石のもととなるミネラルを余分に摂取しないために、軟水や純水を与えてあげましょう。水を与えるのは水道水で十分ですが、地域によっては軟水ではなく硬水のところもあるので気をつけなくてはなりません。

ペット専用飲料水を飲ませるのもいいと思います。

水を飲むのは大切なのですが、飼い主が飲んで欲しくても自ら進んで飲んでくれるものではありません。そういう場合は食事の水分量を増やすと、食べるだけで水分補給ができるのでオススメです。

フードをふやかしたり、ウェットフードを混ぜたりすると食事中に手軽に水分が取れます。

運動

犬にとって運動は心にも体にも良い影響を与えるので、健康を維持するために欠かせないものです。

運動は血液の巡りを良くし免疫力を高め、筋力や体力を維持します。

さらには気分転換になって行動欲求を満たし、心を満たすことにもつながります。

運動不足は心身のバランスを崩してしまい免疫力を下げ、あらゆる病気の原因になる可能性があります。膀胱結石も運動不足によってなるかもしれない病気の1つなので、「しっかり運動をする→喉が渇く→たくさん水を飲む→尿量が増える」というメリットを把握し、運動をして予防をしましょう。

また肥満による運動不足も膀胱結石を作りやすくなってしまう原因の1つです。

もしすでに愛犬が太ってしまっている場合は、獣医師と相談してダイエットを始めるといいと思います。

「おやつを欲しがるから」「ついつい人間の食べ物をあげてしまう」などは肥満の犬を飼っている飼い主さんからよく出る口癖ですが、犬の肥満は飼い主の責任です。

肥満は万病の元と言うように、そこは愛犬の健康の為にと割り切った気持ちで接することが大切です。

そしてもう1つ、ストレスを溜め込まないことも重要です。

ストレスを溜め込むことによって膀胱炎になり、そこからに膀胱結石につながる場合もあります。

適度な運動をすることは犬にとってもストレス発散にもなるので、ストレスを溜め込まないように日々の生活に散歩を取り入れ、時々ドッグランのある施設なども活用して運動とするといいかもしれないですね。

動物病院での定期的な尿検査

膀胱結石の治療や予防をしていて、見た目や症状だけで治ったことを判定するのはなかなか難しいです。

血尿が出なくなった、頻尿や尿を出しにくい様子がなくなったなどが見られたとしても、必ずしも治ったとは言えないので、飼い主の判断で薬や療法食をやめるのはとても危険です。

治療の効果を判定するには、定期的な尿検査がとても重要で、pHの値を確認したり、顕微鏡で結晶がないかなどを検査できます。

見た目は普通の尿に見えても実はまた新しい結晶が出来ていたとか、尿のpHがアルカリに傾いてきているなど詳しく確認できるので、1度結石ができた犬は再発を防ぐためにも定期的に尿検査を受けましょう。

また動物病院に尿を持っていく場合は、なるべく時間の経っていない新鮮な尿が望ましいです。

当日に病院に行く直前の尿の方が正確な検査をすることができるので、自宅で採尿する場合は気をつけましょう。

自宅での採尿が難しい場合は病院でも採尿できるので、その時は尿をさせずに膀胱に溜まっている状態で病院に連れていきましょう。

まとめ

犬の膀胱結石はとても再発しやすい病気なので、治った後の予防がとっても重要になります。

見た目が綺麗な尿でも、実際はまだ結晶や結石があるかもしれないので、愛犬のために予防をきちんとして、再び結石ができないようにしてあげましょう。